バニシング
- 2020.05.08 Friday
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スコットランド沖の無人島で3人の灯台守が忽然と姿を消した実在の未解決事件をヒントに、絶海の孤島で思いもよらぬ事件に巻き込まれていく3人の男たちの運命を描くクライム・サスペンス。主演は「エンド・オブ・ホワイトハウス」「ハンターキラー 潜航せよ」のジェラルド・バトラー、共演にピーター・ミュラン、コナー・スウィンデルズ。監督は「THE KILLING/キリング」などのドラマ・シリーズの演出を手掛け、本作が長編劇映画デビューとなるクリストファー・ニーホルム。
スコットランドのはるか沖合、絶海に浮かぶ無人島アイリーン・モア島。ここにトマス、ジェームズ、ドナルドの3人が灯台守としてやって来る。彼らはこれから6週間にわたって、周囲から隔絶されたこの島で共同生活を送らなければならなかった。それは静かで退屈な日々となるはずだった。ところが嵐が過ぎ去った朝、ドナルドが難破したボートと倒れている男を発見する。急いで駆け寄ると死んでいると思われた男が突然襲い掛かり、無我夢中で抵抗したドナルドは、男を殺してしまう。動揺する3人が積み荷の木箱を確認すると、中には大量の金塊が詰まっていた。思いがけない事態に、これを3人だけの秘密にして、金塊を自分たちのものにしようと企むジェームズたちだったが…。 (C) allcinema
1900年に実際に起きた灯台守3人の未解決失踪事件をベースに脚色された本作。望まない来訪者との牽制し合う会話にヒリヒリする。あんなギョロ目で凝視され続けたらおしっこ出ちゃうな…。
縄で頭を締め付ける海賊の拷問エピソードがフリとして後に効いてくるのが良いですね。行けー!ゴーゴー!と思いました。それぞれの猜疑心が膨らんでいく後半から非常に暗澹たる思いが満ちたまま尾を引く結末まで、未解決事件の一つの仮説としてサスペンス的でしっくりきました。
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