パーティで女の子に話しかけるには

  • 2018.06.02 Saturday
  • 00:00

 

人気作家ニール・ゲイマンの同名短編を「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」「ラビット・ホール」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が映画化した異色のSF青春ロマンス。1970年代のロンドン郊外を舞台に、冴えないパンク少年がパーティで出会った異星人の美少女相手に繰り広げる奇妙で甘酸っぱくて切ない恋の行方を描く。主演は「マレフィセント」「ネオン・デーモン」のエル・ファニングと、トニー賞主演男優賞を最年少で受賞した注目の若手アレックス・シャープ。共演にニコール・キッドマン。

 

1977年、ロンドン郊外。パンクが大好きなのに自分は内気で鬱屈した毎日を送る高校生エン。ある日、ライブの帰りに不思議なパーティに迷い込んだ彼は、そこで美少女のザンと出会う。規則だらけの生活にうんざりしていた彼女はエンが語るパンクに興味を持ち、パーティを抜け出し、エンと一緒に街へ繰り出す。そんな彼女の正体は、遠い惑星からやって来た異星人だった。そして彼女が地球にいられる時間は残りわずか48時間だったが…。 (C) allcinema

 

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時折挿入されるサイケデリックな映像や、どう見ても宇宙人には見えない仮装大会レベルのチープな衣装デザインが楽しい。雲を掴むような変なゆるさとエキセントリックさがあるけれども鼻にはつかず、少し泣き笑いしてしまうような心地良い余韻が残るラストにはグッと来た。純情パンクス青年もニコール・キッドマンも良いキャラクターだったけれど、何より異星人を演じたエル・ファニングの魅力が爆発していて最高だった。姉のダコタ・ファニングが以前『PUSH 光と闇の能力者』で酩酊演技をしているのを見た時は、「アイ・アム・サムであんなに小さかった子が成長したな〜」と軽く衝撃を受けたのですが、その比じゃないくらい無茶苦茶な事やってて笑ってしまった。

 

 

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