処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ

  • 2020.04.06 Monday
  • 00:00

 

ノルウェーの鬼才トミー・ウィルコラによるゾンビホラー「処刑山 デッド卍スノウ」の続編。

 

雪山でゾンビの大群に襲われ、仲間や恋人、さらに自分の右腕も失ったマーティン。奇跡的に一命を取り留めたものの、病院で目を覚ますとゾンビの腕が移植されていた。その腕はナチゾンビ軍団のヘルツォーク大佐のもので、マーティンはコントロールできず殺戮を繰り返してしまう。腕に宿るパワーを次第に使いこなすようになったマーティンは、アメリカの対ゾンビ部隊「ゾンビスクワッド」とともにナチゾンビ軍団に立ち向かう。

 

ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。 (C) 映画.com

 

前作の日本公開が10年前。内容はほぼ忘れてしまいましたが、シリアスにもコメディにも振り切れていなかった半端さで、前評判の割にはあまりピンとこなかった覚えだけあるのですが、今作・・・おもしれーーー!

 

話は前作の直後から始まるのですが冒頭でスムーズなダイジェストが入るのでなんの問題もなかったですね。舞台は雪山から長閑な風景での市街戦に移ったので、めちゃくちゃにやるほど平地でなにやってんだこいつらという滑稽さに笑ってしまった。ホラーの定石崩して、子供、老人、身体障害者が容赦なくヒドい有様で死ぬ死ぬ。ノルウェーのユーモア〜。そして、車椅子のキャラクターの活躍が熱かった。ゾンビものでは定番のはみ出た腸や臓器のギミックも多彩で楽しかった!

 

 

ボーダー 二つの世界

  • 2020.03.11 Wednesday
  • 00:00

 

「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの同名短編小説を映画化したスウェーデン/デンマーク合作のダークファンタジー・スリラー。醜い容貌ゆえに孤独な人生を送りながらも、特殊な嗅覚を活かして税関業務で働くヒロインが辿る衝撃の運命を、予測不能の展開でミステリアスに描き出す。主演はスウェーデンの実力派女優エヴァ・メランデル。共演にエーロ・ミロノフ。監督はスウェーデン在住のイラン移民で本作が長編2作目となるアリ・アッバシ。カンヌ国際映画祭<ある視点部門>グランプリ受賞やアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネートなど世界的に高い評価を受けた。

 

スウェーデンの税関で働くティーナには、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊な才能があり、入国審査で欠かせない貴重な人材として活躍していた。しかし、あまりにも醜い容貌をしていたため、同棲相手はいるものの、誰とも心通わせず、孤独な人生を送っていた。そんなある日、ティーナは自分と同じような容貌の旅行者ヴォーレと出会う。本能的な何かを感じ、やがて彼に自宅の離れを宿泊先として提供するティーナだったが…。 (C) allcinema

 

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「ぼくのエリ」「モールス」でもあった性差の曖昧な表現が、また踏み込んだ形で描かれていて終始奇妙さと不穏さが残った。虫食い、おげ〜。


 

FREAKS フリークス 能力者たち

  • 2020.03.04 Wednesday
  • 00:00

 

スティーブン・スピルバーグによるクリエイター発掘リアリティショー「On the Lot」でファイナリストの5人にまで勝ち抜いたザック・リポフスキー&アダム・B・スタイン監督コンビによる、能力者一家の壮絶な戦いを描いたSF映画。

 

父と2人で暮らす7歳の少女クロエは、外の世界は危険だと教えられ、家の中だけで過ごす寂しい毎日を送っていた。ある日、父が眠っている隙に家を抜け出した彼女は、家の前に停まっているアイスクリームトラックの老人に声を掛けられる。クロエの祖父だというその老人は、実はクロエの母は生きていること、そして自らが持つ不思議な力について話す。外出を父に叱られたクロエは、感情を高ぶらせたことで特殊能力が覚醒。その能力は、人の心を操るという非常に危険なものだった。クロエはそれぞれ異なる能力を持つ祖父や父とともに、監禁されている母の救出に向かう。

 

出演は「イントゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュ、「ヘイトフル・エイト」のブルース・ダーン。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。 (C) 映画.com

 

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前半は状況を把握するまで疑問符だらけで見ていましたが、把握出来てからの中盤以降は能力者それぞれの立場での葛藤が浮き彫りになり右肩上がりで面白くなっていった。この家族が世間から迫害を受け虐げられている状況は辛いものがあったけど、でも危険思想のヤベー奴だとも思ってしまいましたね。

 

 

アントラム 史上最も呪われた映画

  • 2020.03.03 Tuesday
  • 00:00

 

ともに長編監督デビューとなるマイケル・ライシーニとデヴィッド・アミトのコンビが、呪われたフィルムをテーマに贈るモキュメンタリー・ホラー。1970年代に1本のホラー映画が製作された。しかし、その上映会を企画した者たちは次々と謎の死を遂げ、いつしかフィルムも行方不明となってしまう。そんな呪われたフィルムがついに発見され、いよいよその全貌が明らかとなる時がくるのだったが…。 (C) allcinema

 

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鼻につくサブリミナルの入れ方に、あーうるせーと思いながら見ていたのに加え、途中、唐突に日本語が出てきてダメだこりゃとなった。

 

 

1917 命をかけた伝令

  • 2020.02.23 Sunday
  • 00:00

 

「アメリカン・ビューティー」「007 スペクター」のサム・メンデス監督が第一次世界大戦の西部戦線を舞台に、まるで全編ワンカット撮影かのような切れ目のない驚異の映像で贈る戦争アクション大作。1600人の味方の命がかかった重要な指令を届けるため、最前線へ向かって戦場を駆け抜ける2人の若いイギリス人兵士の姿を、圧倒的な臨場感で描き出す。主演はジョージ・マッケイとディーン=チャールズ・チャップマン。共演にマーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ。

 

第一次世界大戦真っ只中の1917年。西部戦線ではドイツ軍の後退が始まり、イギリス軍はこれを好機と、追撃に乗り出そうとしていた。しかし、それはドイツ軍の罠だった。そのことを一刻も早く最前線の部隊に伝えなければならなかったが、あいにく通信手段は途絶えてしまっていた。そこで若い兵士スコフィールドとブレイクが呼び出され、翌朝までに作戦中止の命令を届けるよう指令が下る。この伝令には味方の兵士1600人の命がかかっていた。その中にはブレイクの兄も含まれている。こうして2人は塹壕を抜け出し、いくつもの危険が待ち受ける無人地帯(ノー・マンズ・ランド)へと飛び込んでいくのだったが…。 (C) allcinema

 

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屍体にたかる蝿、啄む烏、四肢が欠損した人間、ぶくぶくに水を含んだ土左衛門・・・兵士の息遣いと屍体の腐臭が漂ってきそうな臨場感溢れる死屍累々の戦地を横断していく様に気が休まらないほどの没入感がある。ワンカットではなくあくまでワンカット風ですが、計算され尽くしたカメラワークや、これどうやって撮ってんの???という撮影技法に思いを馳せればひれ伏して気が遠くなってしまう。また、夜のシーンの陰影は息を呑むほど鮮やか。すごすぎ。

 

指令を受けた兵士二人の内、悩ましげな表情が印象的なジョージ・マッケイ(あ、『マローボーン家の掟』ですごく良かった俳優だ…と途中で気づいた)の、道中もう一つ絶対に伝えなければならないことが増えた思いを胸に旅路を行く姿にはグッと来た。

 

 

メイキングも見応えありますね…

 

 

Original Soundtrack
Sony Classical

ミッドサマー

  • 2020.02.21 Friday
  • 00:00

 

長編デビュー作「ヘレディタリー/継承」で世界的にセンセーションを巻き起こしたアリ・アスター監督が、スウェーデンを舞台に撮り上げた戦慄の異文化スリラー。スウェーデンの奥地で開かれる“夏至祭”に参加したアメリカの若者たちが、明るい白夜のもとで繰り広げられる異様な儀式を体験していく中で、次第に想像を絶する悪夢に呑み込まれていくさまを描く。主演は「ファイティング・ファミリー」のフローレンス・ピュー。共演にジャック・レイナー、ウィル・ポールター、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー。

 

ある日突然、最愛の家族を失ってしまったアメリカ人学生ダニー。心配した恋人のクリスチャンは、男たちだけで行くはずだったスウェーデン旅行に彼女も誘うことに。彼らが向かったのは、スウェーデンの奥地で90年に一度開かれるという特別な“夏至祭”。こうしてダニーたち一行は白い衣装に身を包んだ村人たちに笑顔で迎えられ、9日間にわたって行われる神秘の祝祭を彼らと一緒に体験していくことになるのだったが…。 (C) allcinema

 

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恐怖と笑いが表裏一体になる原始的な感情の共鳴面白すぎる・・・

ダニーがトリップして自然と同化する幻覚描写キレイだったな〜。また、人差し指で片目ずつ閉じられていく画も良かった。

そして、ラストの表情本当に素晴らしい。心の機微が次第に表情に滲み溢れてきて、顔のアップのままスパッとエンドロールに行く映画が好きなので(キャロルとか)、爽快でした。アリ・アスターは、『ヘレディタリー』に続いてまたそういうラストに持っていくんだ…と苦笑しつつも、因習、土着、呪い…といったテーマを盛り込んでずっと撮り続けていって欲しいなとも思いました。

 

 

パラサイト 半地下の家族

  • 2020.01.10 Friday
  • 00:00

 

「殺人の追憶」「グエムル −漢江の怪物−」のポン・ジュノ監督が、豪邸に暮らす裕福な家族と出会った極貧家族が繰り広げる過激な生き残り計画の行方を描き、みごとカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた衝撃のエンタテインメント・ブラック・コメディ。偶然舞い込んだ千載一遇のチャンスを活かすべく、徐々に豪邸に浸食していく一家の必死にして滑稽な姿を、ユーモラスかつ予測不能の展開で描き出していく。主演はポン・ジュノ監督とは4度目のタッグとなる「タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜」のソン・ガンホ。共演にチェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・ヘジン、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン。

 

失業中の父親キム・ギテクとその妻チュンスク、そして大学受験に失敗続きの息子ギウと美大を目指す娘のギジョンの4人が暮らしているのは半地下の薄暗い貧乏アパート。しがない内職で糊口を凌ぐ日々だったが、ある日ギウのもとに家庭教師の話が舞い込む。エリート大学生の友人から留学中の代役を頼まれたのだ。さっそくギウは経歴を偽り、IT企業の社長パク・ドンイクとその家族が暮らす高台の大豪邸へとやって来る。すぐに家族の信頼を得たギウは、今度は言葉巧みに妹のギジョンを美術の家庭教師として家族に紹介し、パク家に招き入れることに成功する。こうして少しずつパク家の中に自分たちの居場所を確保していくキム一家だったが…。 (C) allcinema

 

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貧困家族が富裕層の生活へ忍び込んでいく鮮やかな様と時折訪れるピンチはスラップスティックコメディのようで楽しい。打って変わって後半はシリアスな場面が多くなり、ハイライトのパーティーシーンは阿鼻叫喚の地獄絵図。鬱屈したルサンチマンが瞬間沸騰して殺意に変わるのは胸がすく思いはしないけど共感はできる。『母なる証明』でも出てきたけど、ポン・ジュノは大きな石好きなのかな。

 

 

 

 

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