レディ・オア・ノット

  • 2020.06.24 Wednesday
  • 00:00

 

命を懸けたサバイバルゲームで富を築く大富豪一族に嫁いだ花嫁が、一族の伝統儀式と称する命懸けの「かくれんぼ」に巻き込まれる姿を描いたリベンジアクション。

 

大富豪一族に嫁ぐことになったグレースは、結婚式の日の夜、一族の一員として認めてもらうための伝統儀式に参加することになる。その儀式とは、一族総出で行われる「かくれんぼ」だった。夜明けまで逃げ続けるように告げられたグレースは戸惑うが、やがて一族全員が武器を手に自分の命を狙っていることを知る。訳も分からず絶体絶命の状況の中、グレースも戦うことを決意するが……。

 

監督はホラー映画を得意とする製作集団「ラジオ・サイレンス」の一員でもあるマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレット。主人公グレース役は「スリー・ビルボード」のサマラ・ウィービング。 (C) 映画.com

 

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床を引きずる長いドレスを引き千切って臨戦態勢に入る様痺れる。赤が映える血まみれのウェディングドレス姿のカッコよさはREC3を思い出しました。あちらのチェーンソーも良かったけど、こちらの肩掛けの弾帯のヴィジュアルもゾクゾクくる。それにしても、『ザ・ベビーシッター』『ゼット・インク』に続いて、ホラー×アクション×サマラ・ウィーヴィングの相性も抜群ですね。映画出るたび毎回血浴びてないですか? 日本で公開されるかわかりませんが、『Guns Akimbo』なるアクション映画でもアグレッシブな役柄らしいので楽しみです。

 

内容とは関係ないのですが、本作の香港でのタイトルが「爆血新婚夜」なの字面が強くて笑ってしまった。

 

 

 

 

 

彼らは生きていた

  • 2020.06.17 Wednesday
  • 00:00

 

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が、イギリス帝国戦争博物館に所蔵されていた第一次世界大戦の激戦地、西部戦線で撮影された未公開映像を、最新の映像技術を駆使してカラー化し、鮮烈かつリアルに現代に蘇らせた衝撃の戦争ドキュメンタリー。100年以上前に生きていた兵士たちと彼らが過ごしていた過酷な戦場の一部始終が、圧倒的な臨場感で生々しくも身近な存在として観る者に迫ってくる。 (C) allcinema

 

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当時の映像が現代の技術を持ってまるで昨日今日撮られた映像化のように滑らかで鮮やかな色彩で復元されている様に驚嘆する。冒頭から暫くはよく見るモノクロでカクカクとした映像が使われている中、不穏な戦場での話の始まりとともに、修復された鮮やかな映像へと切り替わる瞬間に思わず声が出るくらい吃驚した。これ本当に戦時中か?と思ってしまうような、カメラに向ける兵士たちの笑顔がとにかく印象的で、兵士とは言えどまだ10代の少年が多く居たという仲間たちとの戯れが微笑ましい。だからこそその後に待ち受ける不衛生な戦場での生活、地獄のような前戦の光景、退役軍人たちの証言の生々しさによって余計に心をえぐられてしまう。本作はイギリス側の視点で作られたドキュメンタリーですが、休戦後、殺せと命じられていたドイツ兵と対峙すると相手もまだ自分たちと同世代の若者であることを知りそこに恨みはなく、"この戦争は無意味だ"と互いに打ち解けあう場面は言葉を失ってしまった。

 

 

9人の翻訳家 囚われたベストセラー

  • 2020.06.13 Saturday
  • 00:00

 

世界的ベストセラー3部作の完結編が世界同時出版されることになり、機密漏洩防止のため9ヵ国の翻訳家が1ヵ所に集められ、完全隔離で翻訳作業に当たる中、脅迫メールとともに原稿が流出する事件が発生し、社長自ら犯人探しに奔走するさまを描いたミステリー・サスペンス。主演は「神々と男たち」のランベール・ウィルソン、共演にオルガ・キュリレンコ、リッカルド・スカマルチョ、アレックス・ロウザー。監督は「タイピスト!」のレジス・ロワンサル。

 

世界的ベストセラー『デダリュス』3部作の完結編『死にたくなかった男』の出版権を獲得した出版社社長エリック・アングストロームは、世界同時出版することを大々的に発表する。さっそく各言語の翻訳者9人がフランスの豪邸に集められ、一斉に翻訳作業を始めることに。しかしそれは、情報流出を防止するため、携帯やPCなどの通信機器を没収された上、広大な地下室に監禁され、完全監視の中で行わなければならなかった。ところが、そんな厳重な漏洩対策が施されていたにもかかわらず、ある日ネットに作品の冒頭10ページが流出する。そしてアングストロームのもとには“24時間以内に500万ユーロを払わなければ、次の100ページも公開する”との脅迫メールが届く。ごく限られた者しか原稿にアクセスできないことから、翻訳者の中に犯人がいると確信し調査に乗り出すアングストロームだったが…。 (C) allcinema

 

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展開に翻弄されるどんでん返しに次ぐどんでん返しの感じが『ピエロがお前を嘲笑う』を見終わった時のようだった。多言語が飛び交い空気が張り詰めるスリリングなシーンたまらなかったな。あるシーンでプルーストの"失われた時を求めて"が命拾いに使われているのには「んなことあるかよ!」と笑った。ボンドガールのオルガ・キュリレンコにそのセリフ言わせるんだという遊び心は洒落てた。「売上が約束されたベストセラーの原稿流出防止のために翻訳家達が半ば監禁状態にされる」という映画ならではシチュエーション…かと思えばこれ、実話を元にしてるのかよと吃驚した。


 

 

ナイチンゲール

  • 2020.06.08 Monday
  • 00:00

 

デビュー作となる前作「ババドック 〜暗闇の魔物〜」で世界的に注目を集めたオーストラリアの新鋭女性監督ジェニファー・ケントが、英国植民地時代のオーストラリアを舞台に、一人の女性の壮絶な復讐劇を描き、その過激な内容とバイオレンス描写で物議を醸しながらも、ヴェネツィア国際映画祭でみごと2冠に輝いた衝撃の問題作。主演はアイルランド出身のアシュリン・フランチオージ。共演にサム・クラフリン、ベイカリ・ガナンバー。

 

19世紀、オーストラリアのタスマニア島。些細な罪でここに流刑されたアイルランド人のクレアは、彼女の美貌と歌声を気に入った英国軍将校ホーキンスに囲われ、奴隷のように扱われていた。やがて彼女の夫エイデンが、刑期を終えても釈放されないことを抗議したのがきっかけとなり、逆上したホーキンスはクレアをレイプした挙句、彼女の目の前でエイデンと子どもを殺してしまうのだった。復讐を誓ったクレアは、ホーキンスが昇進を直訴するため軍幹部が駐屯するローンセストンへ急ぎ旅立ったことを知ると、先住民アボリジニの若者ビリーを道案内として雇い、ホーキンスの後を追って険しい森の中へ分け入っていくのだったが…。 (C) allcinema

 

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大切な人の命を目の前で奪われ、自身も鬼畜の所業をうける生き地獄のような展開の後、場面が変わった直後の女性の顔のアップは人相が変わるほど憎悪に満ちていて引くほど恐ろしかった。そんな絶望と憎悪に満ち、ゴミカス将校と部下共を殺しに向かう非常に気が滅入る復讐ロードムービーでしたが、アボリジニの道案内人との心の距離が次第に縮まっていく様だけが唯一気が休まる時でした。舞台となるオーストラリアがイギリスの侵略により植民地化され、先住民であるアボリジニが迫害・虐殺されていた歴史を知識として頭に入れておかないと理解できない描写があったので自分の教養の無さを呪った。あー。


 

囚われた国家

  • 2020.05.27 Wednesday
  • 00:00

 

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」のルパート・ワイアット監督が地球外生命体に支配された近未来の地球を舞台に贈るSFサスペンス。侵略者の傀儡政府によって監視社会と化したアメリカで、自由のために徹底抗戦を繰り広げるレジスタンスの戦いの行方を描く。出演はジョン・グッドマン、アシュトン・サンダーズ、ジョナサン・メジャース、ヴェラ・ファーミガ。

 

2027年、シカゴ。地球外生命体による突然の侵略から9年。アメリカ政府は“統治者”と呼ばれるエイリアンの傀儡と化し、人々は徹底した監視の下に置かれていた。貧富の差はかつてないほど拡大し、自由を求める人々によって秘かにレジスタンス・グループが結成されていた。彼らは市内スタジアムで開催される統治者による団結集会を狙って周到な爆弾テロを計画していたが…。 (C) allcinema

 

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前情報無しで見始め最初は「エイリアン vs 大衆」のドンパチやらかすSFアクションかと思っていたら実際は、「エイリアンからの侵略を受け入れた政府 vs それに抗うレジスタンス」の物語でしたね。早々にその構図が理解ってからは俄然手堅いハードSFとして見ごたえがあった。渋い。市民は芋虫のようなキモいGPSを体に埋められ逐一飛来するドローンで行動を政府に把握されている超監視社会の中で、レジスタンスたちは伝書鳩で連絡を取り合ったり、闇医者がGPSを取り除いたりと、前時代的でアナログな方法に回帰している対比が面白かった。計画を遂行していく過程は手に汗握ってたまらない。

 

 

 

バニシング

  • 2020.05.08 Friday
  • 00:00

 

スコットランド沖の無人島で3人の灯台守が忽然と姿を消した実在の未解決事件をヒントに、絶海の孤島で思いもよらぬ事件に巻き込まれていく3人の男たちの運命を描くクライム・サスペンス。主演は「エンド・オブ・ホワイトハウス」「ハンターキラー 潜航せよ」のジェラルド・バトラー、共演にピーター・ミュラン、コナー・スウィンデルズ。監督は「THE KILLING/キリング」などのドラマ・シリーズの演出を手掛け、本作が長編劇映画デビューとなるクリストファー・ニーホルム。

 

スコットランドのはるか沖合、絶海に浮かぶ無人島アイリーン・モア島。ここにトマス、ジェームズ、ドナルドの3人が灯台守としてやって来る。彼らはこれから6週間にわたって、周囲から隔絶されたこの島で共同生活を送らなければならなかった。それは静かで退屈な日々となるはずだった。ところが嵐が過ぎ去った朝、ドナルドが難破したボートと倒れている男を発見する。急いで駆け寄ると死んでいると思われた男が突然襲い掛かり、無我夢中で抵抗したドナルドは、男を殺してしまう。動揺する3人が積み荷の木箱を確認すると、中には大量の金塊が詰まっていた。思いがけない事態に、これを3人だけの秘密にして、金塊を自分たちのものにしようと企むジェームズたちだったが…。 (C) allcinema

 

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1900年に実際に起きた灯台守3人の未解決失踪事件をベースに脚色された本作。望まない来訪者との牽制し合う会話にヒリヒリする。あんなギョロ目で凝視され続けたらおしっこ出ちゃうな…。

 

 

縄で頭を締め付ける海賊の拷問エピソードがフリとして後に効いてくるのが良いですね。行けー!ゴーゴー!と思いました。それぞれの猜疑心が膨らんでいく後半から非常に暗澹たる思いが満ちたまま尾を引く結末まで、未解決事件の一つの仮説としてサスペンス的でしっくりきました。


 

 

エスケープ・ルーム

  • 2020.05.06 Wednesday
  • 00:00

 

何者かの招待によって集められた6人の男女が、様々な死の罠が仕掛けられた密室“エスケープ・ルーム”で、協力してパズルや暗号を解き、脱出を目指すサバイバル・サスペンス・ホラー。監督は「インシディアス 最後の鍵」のアダム・ロビテル。

 

とある高層ビルの待合室に集まったのは、謎の送り主から受け取った招待状に応じ、賞金1万ドルが懸かった体験型の脱出ゲームへの参加を決めた、年齢も職業もバラバラな6人の男女。リラックスしながらゲームのスタートを待っていた参加者たちだったが、その中の一人が待合室の外に出ようとしたところ、いきなりドアノブが外れ、待合室から出られなくなってしまう。全員が閉じ込められたことに気づくや、部屋の温度が急上昇する。突然のスタートに動揺しながらも、協力して脱出の手がかりを探す参加者たちだったが…。 (C) allcinema

 

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謎のボックス型招待状を受けとる諸星大二郎的始まり方をする今作。ソウ以降、雨後の竹の子如く量産されハードルが雲を突き抜けてバカ高くなったデスゲームものですが、これがなかなか面白かった。『CUBE』や『ソウ2』からゴア描写を排除してライトな方向に振り切ったエンタメの様でずっと楽しい。お約束の参加者同士の疑心暗鬼による軋轢や、CUBEやソウシリーズは各人のゴアゴアな死に様を見てヒーヒー仰け反るのが楽しみの一つだったりしますが(エグい死に様を見られない中でも、オーメン2を思わせる池ポチャはゾクゾクして良かった!)、今作は一部屋一部屋の美術が凝っていて洒落ているのが見ものであり僥倖でした。逆さまの部屋良いね〜。続編もありそうで楽しみです。

 

 

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